
ルジェ・ブランドにインスパイアされた服はどのように縫製しているのですか?
ジャンヌ・ダマスが手がけるフランスのブランドのウェブサイトには、フェミニンで時代を超越したかわいらしいアイテムが満載だ。次回のソーイング・プロジェクトのインスピレーションにしてみてはいかが?
彼らの最も美しい作品のいくつかを見て、100%ハンドメイドの縫製パターンを見つけることをお勧めする!
スクエアネックTシャツ
イバンカのTシャツは、スカラップ・スクエアのネックラインが可愛い長袖Tシャツ。デコルテを美しく見せるため、ボディに近い位置でカットされている。
この作品を再現するには、ヴァネッサ・プーゼのウォンテッド・トップ(形とネックラインがよく似ている)のパターンに従う。
裁縫が得意な人なら、すでに手持ちのTシャツの型紙を選び、ネックラインを自分で修正してワイド&スクエアにすることもできる。
この作品では、体にフィットした形を作るために、かなり上質で伸縮性のあるジャージーを選ぶ必要がある。
ボタンダウンのドレス
カントリーでボヘミアンなドレスがルジェのトレードマーク。ジネッタは最も象徴的で、ロング丈のカットとわずかに膨らんだ袖が特徴。
エデ・ド・マンゲ・ショコラ柄は、長袖バージョン(夏用に短くすることもできる)はジネッタによく似ており、ドレスの丈に沿ってボタンの前立てが付いている。
エデのラウンド・ネックラインより、オリジナルのVネックラインの方が好きなら、ニュールックのこのパターンを縫うことができる。ただし、望みの効果を得るためには、丈を長くする必要がある。
どちらの場合も、流動性のある生地を選ぶ必要がある。例えばビスコースなら、オリジナルと同じフィット感が得られる。

ショートコート
フローレンは、ジャケットの襟が付いた裏地付きのショートコートである。
このエレガントでタイムレスな仕上がりに近いパターンを縫うには、クレマティス・パターンのテス・ジャケットをベースにすればいい。オリジナルに近づけるには、丈を20センチほど長くし、コートと同じ生地で縫ったベルトをつける必要がある。
Roujeはコットンとバージンウールの混紡を使用しており、コットンが大半を占めている。ジャケットを冬用に暖かくしたい場合は、ウールが大半を占め、ポリエステルが少し混ざった生地などを選ぶとよい。
ラップドレス
ルジェを代表する作品のひとつが、花柄とパステルカラーの生地で縫製された軽やかで流れるようなラップドレス「ギャバン」だ。
Atelier ScämmitのObsession柄は、作品の重要な要素をすべて備えている。包み込むような形、肩のフリル、流れるようなカット、ウエストの細い紐。
この服には、ビスコース、テンセル、リヨセルなどの軽量素材が理想的。天然繊維がお好みなら、コットンボイルや ダブルコットンガーゼをお選びいただけます。あるいは上質なリネンも。
フィットしたブラウス
パルミラのブラウスは、パリのレーベル、ルーエが復活させたレディース・ワードローブのひとつ。ジーンズにも、テーラードスカートにも合わせられるベーシックなアイテムを現代的にアレンジ。
Atelier ScämmitのLiseronパターンを使えば、同様のブラウスを縫うことができる。ただ、ルジェのバージョンと同じように少しクロップド丈にするために、数センチ短くすることに注意しよう。
もしスナップが好きなら、パターン上で簡単に使うことができる。
生地に関しては、流れるようなデニムを選んで想像力を自由に働かせよう。あるいは軽いコットンボイル、リネン、ビスコース…。
ストラップ付きロングドレス
タイツとスパンコールのジャケットを合わせれば、夏にも祝祭シーズンにも、アナリアのドレスは万能だ。ストレートネックのシンプルなデザイン。
インスピレーションを得るために、Make My Lemonadeのパターンを縫うことができる。Roujeとよく似ている。とても体にフィットし、細いストラップと長めのカットが特徴で、自分の好みに合わせることができる。
このドレスには、オリジナルのようなレオパード柄の伸縮性のあるジャージーを選ぶといい。あるいは、よりニュートラルな色(黒、青…)を。
ルジェの世界が好きなら、ボヘミアン・エレガンスとモダニティを融合させたもうひとつのフランスを代表するブランド、セザンヌのソーイングもきっと気に入るはずだ。